
毎日2桁の配達回数をこなし、トータル配達数が数千回というベテランUberEats配達員が世の中にはたくさんいます。そしてそんなガチな配達員のブログを見ると、様々な「配達収入アップテク」が紹介されています。
ここではそんな中・上級テクではなく、開始後間もない初心者が、「なかなか配達リクエスト入ってこない・・・」となった時のごく初歩的な基本テクを紹介します。
最初の待機場所どこにする?
UberEats配達員になって一番最初に悩むのは「どこからスタートしようか」ということでしょう。自宅周辺にUberEats加盟飲食店がたくさんあるなら、自宅でアプリを「オンライン」にしてテレビ見ながら待機していればいいかもしれませんが、そんな恵まれた環境ばかりではありません。
- 自宅から比較的近い場所
- 複数のUberEats加盟飲食店がある繁華街
- その中に人気が高く注文も高頻度で入る店がある
- 周辺で待機している配達員が多すぎない
- 待機しやすい場所がある
- 比較的近距離からの注文が入りやすい(タワマンなどが近隣に多いと、遠くに流される確率が下がり、エリア内で効率よく配達できる)
こんな場所を探し当てる必要があります。「近隣にそんなエリアがなく、ある程度の長期移動はやむを得ない」「公共交通機関を使って都心まで行き、レンタル自転車で配達業務をする」ということであれば、1つめの項目は関係なくなります。
東京エリアなら、都内で配達業務を行っているベテラン配達員のブログなどを見れば、六本木を中心とした港区、新宿・渋谷・恵比寿&中目黒など、「稼げるエリア」情報が得られると思います。UberEats配達員が多く待機している場所なども紹介されています。
ただそれ以外の都市だと、比較的最近始まったばかりのエリアも多く、情報はあまりありません。なので自分で開拓をしなくてはいけなくなります。
ぶっつけ本番で、適当にあたりをつけ繁華街や駅前に繰り出してみるのも一つの方法ですが、うまくいかない場合は「情報収集」です。これはUberEatsサイト・アプリや、配達員のためのアプリ「UberDriver」を使ってできます。
- UberEatsサイトで近隣の「人気店」をチェック
- インセンティブ状況を「UberDriver」で確認
- 経験値を蓄積できる仕組みを整える(メモ・オンライン地図作成など)
最初は、配達リクエストがなかなか入らず、じれったい思いをするかもしれませんが、経験値が増えれば確実に効率よく収入を得られるようになります。がむしゃらに当たるのではなく、戦略的に行動し、得た経験値をちゃんと蓄積していけば、さらにそのスピードは加速します。
UberEatsサイトで近隣の「人気店」をチェック
まずは自宅で基本戦略を立てましょう。どのエリアがホットなのかを調べるのです。そのために必要なのは、注文する人が見る「UberEats」サイトであり、スマホアプリです。

パソコン版で見ていきましょう。画面の左上、UberEatsロゴ横に地名を入れると、そこに配達可能な店舗が表示されます。その中に「お近くの人気店」というコーナーがありますので、「すべて表示」をクリックし一覧を開きます。注文が多い飲食店ということで、マクドナルドやCoCo壱番屋、ガストなど全国チェーンのお店がたくさん入っていますが、独立店の人気店もたくさんあるはずです。

たとえば横浜のホットな場所、横浜駅周辺から伊勢佐木町あたりの飲食店エリアを狙って配達をしたいと思った場合、一か所だけでなく複数個所の地名を入れて調べてみてください。なぜならこのエリアには、モスバーガーも松屋も複数あるのですが、一か所からだけの検索だとその中で最も近い店舗しか浮上してこないためです。

それらUberEats人気飲食店を、「Googleマイマップ」など使い地図上にマッピングしてみましょう。そうすれば、「稼げそうなエリア」の仮説をたてる材料になりますし、待機場所をどこにするかも決めやすくなります。また遠くまで配達し、配達先では次のリクエストが入らない場合も、どっち方面に向かえばいいかがすぐわかります。
●Googleマップでマイマップを作る方法|ルート保存・共有の仕方は?
Googleマイマップなら、バルーンの色(上記では青色になっている)を変更することができますので、実際に配達業務を行いながら「ここは頻繁に注文が入る」というお店があれば、赤色などに変更すればより便利です。メモも残せますので、早い時間帯・遅い時間帯でも注文が入るかどうかなど気付いた点を追加していけば自分だけの戦略地図ができあがります。
作ったマイマップは、もちろんスマホで開くこともできます。
●Google マップでマイマップを表示する – パソコン – マップ ヘルプ
インセンティブ状況を「UberDriver」で確認

UberEats配達でより多くの収入を得るためには「稼げるエリア」と「稼げる時間帯」の把握が必要です。人気店がどのあたりに密集しているかはUberEatsサイトでわかりますが、時間帯まではわかりません。
それが可視化されるのはUberEats配達員用のアプリ「UberDriver」です。
配達員としてのアカウント登録をすれば、「UberDriver」にログインして地図を見ることができますので、すぐ配達開始するのでなければ、自宅などで暇な時にアプリを開いてチェックしてみてください。
ランチタイムや週末など、注文が増えていて配達員が足りておらず、基本報酬が10%や30%などアップされるブーストが設定されているエリアを確認することができます(枠付きで「1.1x」「1.3x」など書かれている)。

さらに色がオレンジ色がかった場所はピーク料金が設定されているところです。色が濃くなっている個所を拡大していくと、金額を確認することができます。
これれは、毎日同じ時間に同じ場所に表示されるわけではなく、その時々の状況で刻々と変化していきます。時間帯・曜日によっても変わり、週末や祝日、連休などはインセンティブも厚めとなります。また雨天時など天候にも大きく影響されます。配達をしながらだと待機中以外はこうした状況をじっくり観察することはできませんので、配達業務に出ていない時に見てチェックしておき、傾向をつかむといいでしょう。
記憶力にあまり自信がない方は、UberEats用の手帳など一冊作り、そこに書き込んでみるといいでしょう。特に始めたばかりの方にはそれをお勧めします。
稼げるエリアを複数押さえる/いろいろアタック
最初はあまり範囲を広げてしまうと情報収集も大変ですので、ある程度エリアを絞って攻略してみてください。そして慣れてきたら、その周辺でも「稼ぎやすいエリア」がないか調査開始です。
というのも、実際に始めるとわかるのですが、ある程度慣れているエリア内で稼働したいと思っても、時にそこから離れた場所への配達リクエストが入って、エリア外に「流されて」しまうこともあるからです。
配達完了したら「ここは一体どこ?」になってしまうこともあります。近隣は住宅街で配達リクエストは入らなそうだけど、一体どの方向に向かったら繁華街があるのだろう??? 悩んだ結果、元いた場所まではるばる戻ってくるなんてことよくあります(実際、土地勘ない場所でうろうろするより効率いい)
「稼げるエリア」の情報を複数もっていれば、遠くに流された時でも、そこから最も近いところに向かい、配達リクエストを待つことができます。おそらく始めたばかりの初心者とベテランの違いは、その動きができるかどうかです。
時にはちょっと遠征して、自分のテリトリーとは違う場所で配達してみるのもいいでしょう。いろいろアタックしてみると、「実は駅の反対側にきただけでこんなにも違ったのか」など、新しい発見もあります。
指示された場所で待機するのではなく、自分でエリア攻略しもっとも効率よく稼げる場所を探せることこそが、他のデリバリー仕事とは違うUberEatsの面白さであり醍醐味。
「最初は仮説検証の時期」と考え、なかなか鳴らない(配達リクエストがこない)場合には、どんどん待機場所を変えてみてください。そして経験値を積み上げていきましょう。曜日や昼夜の違いによっても美味しい場所・店舗は変わりますので、一度うまくいかない場合でも時間帯や曜日を変えて再トライしてみてください。
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